自己中心的戯言





戯言ノ 百二十二(2009.11.13.)
122 その差


島根の猟奇的殺人事件の報道を見て、思う。


人は、どれだけ残虐になれるのだろうか、と。

心は、見える範囲から相対的に育つもの。
私達が見て残虐だと思う事ですら、犯人にとっては「当たり前」の事なのだろう。
「当たり前」の怖さを、改めて思い知る。


残虐な殺人、無差別犯罪による大量死、事故による犠牲者・・・そんな報道を見る度に、いつも思う事がある。
「こういった事件に巻き込まれる人達と、何事もなく平和な日常を過ごせる人達と・・・一体何が違うのだろう?」と。

日頃の行いなんて、寝惚けた事を言うつもりは当然無い。
運・・・なんて言葉で片付けるのも、いささか軽過ぎる。
結局は、「無作為」なのだろう・・・・と思いつつも、そう思えば思うほど、当事者のやるせなさは増すばかりである。


これを果たして、「命の重みの差」・・・と言って良いものか。。

今の俺では全くそう思えないし、その答えも、しばらく出そうにない。




戯言ノ 百二十一(2009.8.2.)
121 子供の頃見た夢


7/22には46年ぶりの皆既日食があった。
周囲やマスコミがこぞって騒ぎ立てる。
いつものごとく、話しの時には話題を壊さない程度に、でも内心は冷めた目で見る自分。
「また皆マスコミに踊らされてるな」なんて思いながら。

いざ皆既日食の日、(代休を取っていたので)起きた時には時間がとっくに過ぎ、昼のワイドショーで様子を見る。
どこの映像だったか忘れたけど、徐々に太陽が欠けていって、周囲には仮初めの夜の帳が降りていく様が、しっかりと報道されていた。
それはTVを通しても、なお幻想的で、実際に目の前で見たならばと想像すると、鳥肌が立つほどであった。


思い出す。
自分がかつて、天文学者になりたいと思っていた頃を。
親に望遠鏡を買ってもらいながら、それを殆ど使う事なく、次第に薄れていった気持ち。
自分が好きだったのは、星よりも、その星にまつわるエピソード。昔の人が、星空を見上げながら、人が意図したものではない星の配列に物語を載せた事が、とても感動的に感じられた。


賛成しようと反対しようと、激流のような情報の波は、私達に大きな影響を与えている。

「なんてツマラナイ、視野の狭い人間になったんだろう」

自戒の念と共に、小さい頃の自分の夢が思い出される。
そして、多分に漏れず、全く予想もしない職業に就いたもんだな・・・と苦笑する。



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「小さい頃、何になりたかったですか?」

ありきたりな質問。
けれど、仕事を始めて8年経つ今思い浮かべると、今までと違った感傷が湧き上がってくる。



「これになりたい!」ってのが最初にできたのは、小学校1,2年の頃だったかな。
ありがちなパターンだけど、キャプテン翼の影響でサッカー選手になりたかった(笑)

小学生の夢なんて、夢見るきっかけも、止めるきっかけも些細な理由。
今の野球好きから考えるに、野球選手になりたくなっても良さそうなもんだけれども、なぜか「野球選手になりたい!」とは思わなかった。

1つ年上の従兄弟が野球をずっとやってたんだけど、その人の投げる球がやたら速く感じたのを凄く覚えている。(何歳の時だったかは忘れたけれども)
2人でバッターとピッチャーに分かれて遊んだ時、バッターボックスで、その従兄弟の投げる球が(速くて)怖かった。

あとは、自分の肩がすごく弱かったのも理由なのかも。
壁当てをやってる時に、どうも自分の思い通りに投げられない。
サイドスローやアンダースローのピッチャーに憧れて真似もしたけど・・・一番しっくりきたのはスリークォーターかな。。

小学生なんて、「弱いなら鍛えよう!」という発想にはなかなかいかないもの。
あっさりあきらめて、些細なきっかけで次の「夢」へ。


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次の夢は、小学校3〜5年くらいかな。
さっき言ったように天文学者になりたかった。

きっかけは・・・忘れちゃったなぁ。。。
小学校の頃やっていた「ゲームブック」やTRPG(後述。今ある全てのRPGの先駆けとも言うべき存在。)、それに出てくる魔法や神話の存在に興味を持ち・・・その神話から、星に興味を持ったんだと思う。

さっき書いたように、親が簡単な天体望遠鏡を買ってくれたんだけど、残念ながら使った記憶が殆ど無い。
今となっては、凄く申し訳ないし、もったいなかったって想う。
その内・・・小学校高学年頃に「天文学者じゃ食えないよな..」などと、マセた(夢の無い)考えと共に、次の夢に移る。w


余談だけど・・・最近、天文学者になりたいと思っていた頃の事をよく思い出す。
MX-TVやCSで、「宙(そら)のまにまに」ってアニメが始まったんだけど、これが高校の天文学部のお話し。
アフタヌーンに連載されているから、最初からずっと読んでたんだけど、これを読んでいると「自分にも、周りにこんなにたくさん星を一緒に見れる人が居たらなぁ・・・」なんて、思わず思っちゃう。w

そうそう。
そんなこんなで、最近プラネタリウムに行きたいんです.ww



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そして小学校高学年。
ここら辺から、夢に「食える・食えない」という邪魔な気持ちが入ってくる.w

小学6年くらいから・・・中学1,2年くらいになりたかった職業は、「検察官」
母親と見ていた、和久峻三さんの「赤かぶ検事シリーズ」のドラマを見て、検事になりたくなった。
その頃の自分は、何かしらの論争で相手を論破する事がとても楽しく感じていたのだ。(今思うと、単純な独りよがりの快感に過ぎないのだけれど)


今でも覚えているのは国語の授業。(小学校だったか中学校だったかは忘れてしまったけど)
作品の一つの段落を読み、どこが「要点」であるか意見を出し、議論形式で生徒同士が意見をぶつけるような授業。

結構好きな授業だったんだけど、ここで俺は答えを間違えた。
間違った答えに賛同したのは、クラスで数人。
正解の答えには、当然多数の賛同者。
そこから議論になる。「〜〜〜という理由で、ここが要点だと思う。」「いや、〜〜という文章が直後にあるから、ここが要点に違いない。」などなど。

間違えた答えを言った子供の頃の自分は、多数の「正解者」を前に、それでも自分の意見を簡単に曲げなかった。(今でも変わらんね.w)
そこから議論を続け・・・1人2人と意見を変え、最終的に、形勢は逆転した。
議論の末に、多数の正解者を、間違った答えに翻意させたのである。

最終的にどうやって先生が取りまとめたのかは・・・意外な事に憶えていない。
記憶に残るのは、自分が間違った答えを主張していた事と、多くの人を説得して、自分の意見に翻意させた事への充足感。


今思うと立派な志も何もない。
ただただ自分の欲望に従い、検察官になりたかったのだと思う。

しかも、弁護士では駄目だった。
その当時は、本当に罪を犯した人を弁護するなんて、とてもじゃないけど考えられなかった。(今となっては、全然違う印象を持っているけどね)

そんな検察官への夢も、あっという間に変わっていった。
・・・顧みて思う。
やっぱり、俺は飽きっぽいのだ。w


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中学になって、部活三昧バスケ漬けで、あまり何も考えていなかったように思う。
それまで周期的に変わっていた「将来何になりたい?」というのも影を潜めつつあった。
潜めつつも・・・密かに考えていたのは、「小説家」

検察官になりたい頃に読みまくっていた、和久峻三さんや赤川次郎さん、山村美紗さんのようなミステリーじゃないし、友人と読んでた原田宗則さんのような感じでもない。
それとは別に読みまくっていた・・・冴木忍さんや六道慧さん、吉岡平さんみたいなファンタジー系の小説。

勢い余って、中学時代に中編のファンタジーを1つ書いた。
そういうファンタジー系が好きな人に読んでもらって感想を書いてもらったりもしたんだけど・・・・・こっれまた下手くそなんだッ!(笑)
今も捨てられず取ってあるんだけど・・・・とてもじゃないけど読めたもんじゃない。
恥ずかしくて、顔から大出火である。w

今思い返せば、小学校の頃の何かの課題で、同じ様にもっと短編の小説(とも呼べない代物)を書いていた。
小学校の「紙芝居を作ろう!」ってのも、同じ様な何かファンタジー系のものを作った記憶がある。

そして、それらを総じて思うのである。
センスがない。ww

食えなくてもいいから、小説家になりたい!・・・そう思った夢は、自然に消えていった。w


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高校への進学を考え始める頃、ようやく学校から「将来に就きたい職業について考えなさい」といった事を言われ始める。
俺が行った高校への志望理由は、「TRPG部」があって、そこに入りたかったから。

TRPGというのは、「テーブル・トーク・ロール・プレイング・ゲーム」の略。
今世間に広まるTVゲームのRPG全ての先駆けであった存在。
アメリカで生まれた「D&D(ダンジョン&ドラゴンズ)」「T&T(トンネル&トロールズ)」に加え、日本で生まれた「ソードワールド」が人気だった。
簡単に言えば、TVゲームのRPGを紙面とダイス(サイコロ)、あとキャラクターを演じるプレイヤーでやっていくと思ってくれればいい。

TVゲームではシナリオもプレイヤーの動きもかなり制限されるけど、TRPGではプレイヤーが予測外の行動をする事も多々あって、それが面白い。
会話の一つ一つも生身の人間を相手に、キャラクターになりきりつつも、自由に喋れるのが面白い。

そんなTRPGを職業にできたら・・・と思い、ほんの少しの期間だったけど、ゲームクリエイターになりたかった。
今はどうなっているのか全く知らないんだけど、当時「グループSNE」というクリエイター集団があって、彼らみたいな仕事がしたかった。

結局、希望通りの高校に入るものの、目的とする部は廃部になってしまっていた。
そこで、「ギターアンサンブル部」という、クラシックギターによるアンサンブル(合奏)をする部活に入る事により、「人とのつながり」という面で、人生の歯車が大きく動き始める事になるのだ。


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それまでの人生で一番考えなきゃいけない時期なのに、高校時代は殆ど「何になりたい」とは思わなかった。
けれど、大学受験を前に、強制的に考えざるを得なくなる。

それでもまだ、高校三年では大して真剣に考えていなかった。
ギターが面白くて仕方がなかったし、「受験は2度できるけど、高校3年は一度しかない。」などと公言しつつ、三年になってもギターにまみれていたから、もとより現役で受かるつもりが無かった。
親の手前、何校か受けたが、センター試験で合否が分かるものを中心に、あまり面倒でないものを選んだ。

ちなみに、今でも俺は「親と金が許すなら、浪人した方が人生にとってプラス」だと思っている。
(当時の俺は・・・親の気持ちまではさすがにフォローできなかったけど、浪人時代は予備校も行かずにバイトして、再受験の費用は全部自分で稼ぎました。ちょっとした自慢.w)

高校三年の1年間で突然「悔いの無い進路選択を」と言われても、大抵の人はそこまで真剣に考えられない。
それまでの人生で、多分最も大きな選択を突然迫られるのだから、後悔の無い結末になる方が珍しいと思うのである。
(たかが受験で失敗しても、人生ではそんなに大した事じゃないのに、それで人生の全てが決まるッ!てな言い方をする学校や世間も問題だと思うし。。)

そして一方、現役で受かろうとして努力して、それでも失敗しても、それはそれで良い経験になると思うのだ。
挫折はどんなものでも、個人を成長させる糧になる・・・。


余談が長くなっちゃったけど、とりあえずで大学を受験するために決めた「なりたいもの」は、「薬剤師」
だから、現役時代は薬科系の大学しか受けていない。

薬剤師になろうか、と思った動機は単純。
通ってた眼科の調剤師が「なんとなく」良かったから。
思えば、一番真剣に決めなきゃいけない時期に、人生で一番適当に決めた「なりたいもの」だったのかもしれない。

案の定、翌年にはあっと言う間に変わっている。


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高校三年が終わり、ギターと一旦別れを告げ、ようやく一息。
真剣に「将来の事」を考え始める。

考えに考えた結果は、その当時(今も?)騒がれていた「SE(システムエンジニア)」
今思えば、SEと言っても幅広いし、真剣に決めたつもりでも漠然とした内容である。
でも・・・高校出たての人間はこんなもんかもな。。w

大学は、薬科系で統一した現役時代とは一変、情報処理関係の学科で埋め尽くされる。
本気でそっちに進もうとしてたから、(金の無い家庭事情も考慮して)国立で受かりそうなランクの情報処理科を選んだ。

そこで・・・1つだけ、「ギャグ」を入れた。
振り返れば、その「ギャグ」がその後の人生を大きく変えたのだから、人生は本当に面白い。

未成年とは言え、酒には興味があったし、何とは無しに好きだった。
そして当時、油を積んだタンクローリーが海で沈み、大量の重油が海に広がる事件があり、そこに大量の微生物を撒いて環境浄化を図ろうとしたニュースがあった。


そして、見つけてしまった「醸造科」の文字・・・。

侑子さんに言わせれば、これも「ヒツゼン」なんだろうな。
学科の内容がすごく面白く見えた。
そして・・・・受ける学科が、「情報」「情報」「情報」「情報」・・・・「醸造」ってなれば、語呂的にもオチが付くし、ネタにできる。ww
そんな、ある意味「くっだらない理由」で醸造科を受験する事になる。

そして結果は・・・・
間違いなく受かるハズだった、国立の情報関係の学科に落ち、農大の醸造科に合格。

人生最大のギャグ、完成.ww


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大学在学中、「声優」を目指そうと思った。
ラジオやアニメを見聞きして、声一つで表現していく事の難しさ、素晴らしさに心を打たれたのがきっかけ。
ちゃんとした学校に通って、演技力の地力を付けようと資料を集めたんだけど・・・
学校に行く資金がネックだった。

本当に、真剣に目指す気があったなら、金の問題なんて何とでもなるだろうし、学校に通わないでもチャンスを掴むアクションは、いくらでもできたはず。
それをせず・・・学校に行く資金をスロットで稼ごうとして、敢え無く撃沈。。

ちょっと自分自身にガッカリした一件なのです。。w


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こっからはもう現実的な話し。
醸造科で酒・味噌・醤油に囲まれて楽しんだ大学も、いざ就職活動の段階。

皆よりも遅れてスタートした就職活動のターゲットは・・・今思えば漠然とし過ぎた目標の「環境業界」、フレーバー・フレグランスの「香料」関係の会社、続けていたギターがきっかけで「楽器屋」関連会社、そして・・・大学で運命の出会いとなった「醸造関連業界」

結局、一番最初に決まった今の会社で、あっさりと決定。
「環境調査・分析」業界に立つ事になったのです。
(就職活動期間は3カ月ちょっと.ww)


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入社当時は色々と考え、「この会社には、居て3年」とか「転職するなら他の業界」とか・・・色々と思っていたけれども、8年経った今、「この業界(仕事)って楽しいじゃん」って思ってます。
業界自体が縮小傾向にあったり、ご多分に漏れず経営危機だったり、日常の人間関係のいざこざがあったり・・・収入も含めて、不安な事だらけではあるのですが、今のご時世、どこへ行っても同じかな?というのが本音。

ならば・・・
今までやってきたここで、一緒に頑張ってきた仲間達と頑張っていきたい。

現場行ったら楽しい発見がまだまだあるし、分析自体も好きだし、知識を元にしたサービスを提供して対価をもらうというのも・・・自分に合ってる気がする。
会社に入って8年目にして、ようやく「この会社で頑張っていきたい」と恥ずかし気も無く言える気持ちになっているのです。

・・・こんな日が来るとは、思ってもいなかった.ww




小さい頃から目まぐるしく変わってきた、「将来の夢」
世の中、小さい頃の「将来の夢」を実現した人達って、どれくらい居るのだろう?と思う。
同時に、実現した人達のどれくらいが「この道を選んで良かった」って思っているのだろう?と思う。

重ね重ね思う。
俺は今、色々とふらつきながらも、この道に進めて、この仕事に就けて、本当に良かった。






・・・だけど、これで満足してるわけじゃないんだよ?(笑)

小さい頃の夢は、まだ終わっていない。

いつかきっとあの夢を・・・って抱えているのがあるのさ。
それを叶えるのが・・・今の俺の、とてもとても長い目標なのです。。







戯言ノ 百二十(2009.4.18.)
120 人間関係は宇宙の果て・・?



常識とは 18歳までに身に付けた 偏見のコレクションである

by.アルベルト・アインシュタイン



最近になってアインシュタインの言葉に触れる事がちょこちょこ。
科学者や一流の人達ってのは、とかく変わり者と呼ばれながら、その実は両極の「変わり者」がいると思うのだ。
「世間を知らない変わり者」「世間に流されずに本質を見る変わり者」と。。


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確か・・・この間何かのTV番組で見たんだけど。
「宇宙の果て」の話し。

改めてネットで調べてみると、どうやら東大の教授の話しだったらしい。
「宇宙の果て」について、こんな話しをしていた。

現在見る事ができる最も遠い天体の光は、何億年も前に発せられた光であり、現状は、その距離が現在認識できる「宇宙の大きさ」の「認識しうる限界」である。
人間が認識できる限界があると言う事は、そこに限りがあるということと同じで、よって、「宇宙には果てがある」。

そして、
人間が認識できないものがもしも存在したとしても、人間にとってはあることがわかり得ないのだから、無いのと同じ。
・・・との事。

う〜ん、、、科学者なのに、哲学的な話しだ事。w
(もっとも、現在の人類は「科学」っていう宗教を信じているに過ぎないって言葉もありますが..)
科学者ならば、多くの仮説から、事実を使って一つ一つ削除していって・・最後に残ったものが「真実」、といった論理立てを行う事が科学的立証だと思うのですが。。

まぁ、ともあれ「なるほどね」と納得する理論なのは事実。

更には・・・

個人個人の認識能力によって認識できる範囲も変わるので、個々の人によって宇宙の大きさも変わる。
宇宙については、専門家である私の方が知識があって認識力が高いから、私の宇宙の方があなたの宇宙よりも広い。

・・との事。
ものの見事に哲学的意見。w

あれれ・・・
何かがピンとつながったぞ・・・?


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人間関係がうまくいかない時、「あの人の考え、理解できない・・」と感じる。
自分の認識能力の外に外れているから理解できず、だから、そこが「人間関係の果て」になる。「宇宙の果て」と同じにね。。

人間だから、好きな人も苦手な人もいるだろうけど、もし苦手な人が多かったら、それは「『人間の考え方』に対する認識能力が低い」んじゃないかな。
分かっちゃいるけど・・・と感じるのは、ここら辺。。

俺自身、ぶつかるぶつからないは全くの別問題だと思うのだけれども、理解できなくて苦手(嫌い)って場合は、自分の視野の狭さが原因かもしれないと思う時がある。
とは言え・・・「理解できない事」を「理解できる」ように自分の考え方の幅を拡げていく事は、とてもとても難しい事なんだけどね。。


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今回言いたかったのは・・別に「人間関係は大変」って話しじゃないのですよ。w
ただただ・・・「宇宙の果て」と同じものが、日常、身近な所に転がっているって事、その事に気付いた事がとても面白かったってだけの話しなんス(笑)





戯言ノ 百十九(2009.4.8.)
119 分析結果報告書


タイトルを見た時に、日々の仕事を思い出して眉をひそめた人・・・ハイ、計量証明事業で働き過ぎです.w


思いのほか会社で反響の大きかった「初恋の〜」ですが、jesterの分析結果が出てないじゃないのよ!という御要望にお答えしまして、分析結果の紹介です・・・が、
実は、載せようとした時には、全て元ネタを消し去った後だったので、何も残ってないッス。。。(実話)

もう一度やろうにも、(また開けて気付いたのですが、)質問が微妙に変わってるような。。
こりゃ〜、あきらめて「消しちゃいました。てへっ☆」って書くしかないなぁ。。ww





















と、思いきや。w



















アンラッキーな事にネット履歴の中にまだ残っていたのです。

そんなこんなで御紹介。


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【短評】
強がりはするが実は臆病。認められたがりで、調子に乗せると輝く。女性への配慮は、経験次第でできるほう。

【あなたの恋愛事情を考察】
jesterさんは、堂々とした振る舞いに欠け、余裕が足りず器が小さいと思われがちです。
しかし本当に器が小さいわけではなく、もっと尊敬されたり認められて調子付けば、大きく羽ばたけるタイプなのです(が、女性はなかなかそこを見てはくれません)。

現状は、付き合った相手と喧嘩が多かったり、威圧して一生懸命主導権を握ろうとするところがあるのではないでしょうか。
彼女のほうに余裕があると逆にjesterさんが不安になったり、彼女が楽しそうだと何だか腹が立つのは、
jesterさんが「認められていないのでは。必要とされていないのでは」という弱さを抱えているからだと言えるでしょう。

意識できている部分では強いと思い込んでいるのです。しかし無意識では弱いのです。
弱さに気付くところから、jesterさんの本当の強さが発揮されることでしょう。

ここから言える、jesterさんにありそうな問題点を列挙します。

◆素敵な女性を前にすると、萎縮するか、逆に妙に強気に出たりする。よって付き合えない。
◆弱っている人には心優しい。逆に言えば、やや重い人を惹きつけ抱え込みやすい。
◆よく付き合った相手から文句を言われる。重く感じ、重さに耐え切れずふることになる。

(以下は宣伝なので略)


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う〜ん、、微妙に会社でやった人と似ていて、ちょっと面白みに欠けるなぁ〜..w
こんなレベルじゃ、先生は30点しかあげられないぞッ☆ ←誰?


全体的に2〜3年前なら結構当てはまる気がするけど・・結構ここ数年で内面の変化が著しいからなぁ..

> 強がりはするが実は臆病。認められたがりで、調子に乗せると輝く。
> 女性への配慮は、経験次第でできるほう。

強がりは・・・あんまりしないかも。
今は、自分の弱い部分も含めて「自分」だと思って、受け容れているから。。

認められたがり・・・だったけど、最近は悪い意味で自己中心的かなぁ...「自分が良ければOK」みたいな.w
調子に乗せなくても・・・輝いていると思いたひ..

女性への配慮は苦手かな。。
経験次第で・・・・できるのかなぁ・・・?w

> jesterさんは、堂々とした振る舞いに欠け、余裕が足りず器が小さいと思われがちです。
> しかし本当に器が小さいわけではなく、もっと尊敬されたり認められて調子付けば、大きく羽ばたけるタイプなのです(が、女性はなかなかそこを見てはくれません)。


う〜ん、、けなされているような、褒められているような・・・・でもやっぱり、けなされている気がする.w

> 現状は、付き合った相手と喧嘩が多かったり、威圧して一生懸命主導権を握ろうとするところがあるのではないでしょうか。
> 彼女のほうに余裕があると逆にjesterさんが不安になったり、彼女が楽しそうだと何だか腹が立つのは、
> jesterさんが「認められていないのでは。必要とされていないのでは」という弱さを抱えているからだと言えるでしょう。


主導権を握ろうとはしないけど、「やりたい事はやる」って感じっすかね。
腹が立つってか、原辰徳ってか・・・嫉妬心は結構あると思う。
それを無理やり理屈で抑え込んでいく感じ。ぶっちゃけ精神的には辛いけど.ww

> 意識できている部分では強いと思い込んでいるのです。しかし無意識では弱いのです。
> 弱さに気付くところから、jesterさんの本当の強さが発揮されることでしょう。


「強さ」「弱さ」の論議になれば、数時間語れますよ〜.ww
まぁ、烈海王に言わせれば・・・

自己(おのれ)の意を貫き通す力
我儘を押し通す力

私にとっての強さとは そういうものです


って事ですが...まぁ、おそらく正解です。
「強さ」以外のファクターを取り払ったら、これだけが残ると思います。。
(あ、ちょっと熱くなって話しがそれた気が..ww)

> ここから言える、jesterさんにありそうな問題点を列挙します。

◆素敵な女性を前にすると、萎縮するか、逆に妙に強気に出たりする。よって付き合えない。


素敵な女性を前にした時の正解は・・「結局何も起こらないから、特に何も変わらないし、変えない。」でした.w

◆弱っている人には心優しい。逆に言えば、やや重い人を惹きつけ抱え込みやすい。

弱っている人・・・ど〜だろ〜なぁ〜〜??
「冷たい」と言われる事はよくあるけど(特に親から)、「優しい」って事ァなさそうだなぁ。。
確かに、重い人を抱え込みそ・・・・う〜ん、、、でも俺60kgしかないし。。(違)

◆よく付き合った相手から文句を言われる。重く感じ、重さに耐え切れずふることになる。

まぁ、そうかもね.www


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本文に比べて、ちょっとツマんなかったっすね.w



戯言ノ 百十八(2009.4.6.)
118 初恋の人からの手紙


誰かと誰かが一緒に暮らすということをお上に届け出るという制度、そんなに古いものではありません。
ましてや有史以来の男と女の基本的な形でもありはしません。
ほんのこの百年、長く見積もって二百年程度の、いわば新しい形です。
実験途上にあるといってもいい制度です。
そしていろいろな実験データが出ていますね、というような状態です。


by. 『 さらに・大人問題 』 五味太郎


今も昔も、著名人の結婚・離婚話しは世間を賑わし、巷のOLさんの話題提供元となるもの。
ちょいと前までは「著名人(芸能人)って、仕事柄、結婚生活を続けるのも大変なんだな..」なんて思っていたものの・・・さにあらず。。
年を取り、周囲を見渡すと、意外と芸能人でなくとも同じような様相。
お互いが求めるものを手に入れて幸せ・・・なんてものは、実際は1割程度ってのが現実的な線じゃないの?と思うのだ。

五味さんの書く本は、(触って欲しくない部分も触ってくるから)時に不快に思う文章が並ぶんだけど、反面、すごい本質を見てるなぁ〜って文章が並ぶ。
「さらに・大人問題」に載ってる中でも、教育問題の所と結婚問題の所は、「やっぱりそうだよねッ!」と激しく同調しながら読んでしまう。

何でもそうだけど、世間の波や溢れる情報の波に流されずに、自分で逐一考えていかなきゃダメなんだってばサ.w


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ま、そんな前置きはさて置き.w
ネット界某所では、「初恋の人からの手紙」ってのが流行っているそうな。

簡単な質問に答えれば、初恋の人からの手紙が届くとの事。
中には、かなり具体的なコミック名が出てきたりしたりって事で・・・・ちょっと興味津津丸。
さすがに「兎」や「天牌」あたりは出てこないだろうけど、ひょっとしたら今話題の「咲」あたりは・・・?w

冒頭の「※胸くそ悪い手紙が届く可能性があります。ご了承ください。」なんて一文も、結構そそりますな.ww

てな訳で、早速やってみると・・・


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jester、元気にしてる?
今でも彼女ができるたびに手鏡でスカートの中を覗いていますか?
直接見るのでは満足できないjesterをなつかしく思います。

私が他の人に告白され、jesterが「てか女ってもうおれ飽きたし」と強がってお別れすることになったあの日から、もう15年が経ったのですね。月日が流れるのは早いものです。

お手紙を書いたのは、とくに用事があるわけではないんです。ただふと思い出して懐かしかったので、思いつくままに手紙に書こうと思いました。ふふ。驚いたかな?

思い返してみると、あのころは二人とも子供っぽかったなぁという印象があります。
jesterは「ミニスカートは他の男の前ではダメ」とか言うし、子供っぽい私もそれに対抗して、黙って他の男を誘惑していたのを覚えています(浮気したか?んー、それはかわいそうだから内緒)。
私は重苦しいjesterを避けるようになっていたけど、もう少し他に方法がなかったものかと反省しています。

そうそう、私はともかくjesterにとっては初恋の相手が私でしたよね!?付き合った最初のころ「明日、元カレに借りた本を返してくる」って私が言ったら「おれも元カノとそろそろ連絡断たなきゃ」とか見栄を張っていたjesterが、今でもおかしいです(笑)。

jesterの告白って、いきなり「付き合ってほしい。いつか結婚してほしい」でしたよね。
それに引かずにOKすることができた私を思い出すと、正常な判断能力がなかったなぁと恥ずかしい気持ちになります(照)。

恋愛を総合的に考えれば、私はjesterと付き合えてよかったなぁと思います。
当時は少し恥ずかしかったし疲れたけれど、私が男性のように強くなれたのも、jesterがどこか頼りなかったおかげだと思っています。

いろいろ書きましたが、私はjesterのことがそれでも好きでした。
これからもjesterらしくいられるよう、そしてたまにはスーパー以外で洋服を買って(笑)、幸せをふりまいてください。

またいつか会いましょう。では。

P.S. 今もブリーフ派のままですか?気になります。



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えっと・・・ツッコミ所満載過ぎて、どこからどうしていいやら。ww


>jester、元気にしてる?
>今でも彼女ができるたびに手鏡でスカートの中を覗いていますか?
>直接見るのでは満足できないjesterをなつかしく思います。


のっけから犯罪者&変態扱いですか.ww
田代ま●しか、俺はッ!www
確かに彼女以外の人を覗いたらマズイとは思いますが、彼女のを覗くのも如何なものかと。。

>私が他の人に告白され、jesterが「てか女ってもうおれ飽きたし」と強がってお別れすることになったあの日から、もう15年が経ったのですね。月日が流れるのは早いものです。

どこかしら上から目線を感じるのは気のせいでしょうか・・・w

>お手紙を書いたのは、とくに用事があるわけではないんです。ただふと思い出して懐かしかったので、思いつくままに手紙に書こうと思いました。ふふ。驚いたかな?

驚きました。貴女がそんなに暇だって事に。

>思い返してみると、あのころは二人とも子供っぽかったなぁという印象があります。

15年前だったら、子供っぽかったてか・・子供ぢゃん.w

>jesterは「ミニスカートは他の男の前ではダメ」とか言うし、子供っぽい私もそれに対抗して、黙って他の男を誘惑していたのを覚えています。

ミニスカートは元々そんなに好きでは...ww

>(浮気したか?んー、それはかわいそうだから内緒)。

やっぱり上から目線だよね?

>私は重苦しいjesterを避けるようになっていたけど、もう少し他に方法がなかったものかと反省しています。

重苦しい? ほっとけッ!これが俺様の性格じゃッ!w
つか、反省だけなら日光猿軍団の猿でもできるわッ.ww

>そうそう、私はともかくjesterにとっては初恋の相手が私でしたよね!?付き合った最初のころ「明日、元カレに借りた本を返してくる」って私が言ったら「おれも元カノとそろそろ連絡断たなきゃ」とか見栄を張っていたjesterが、今でもおかしいです(笑)。

確かにおかしいですよね。そんな会話が起こること自体が。

>jesterの告白って、いきなり「付き合ってほしい。いつか結婚してほしい」でしたよね。
>それに引かずにOKすることができた私を思い出すと、正常な判断能力がなかったなぁと恥ずかしい気持ちになります(照)。


う〜ん、、貴女の言う「正常な判断能力」があったらどういう反応になるのか、非常に気になるところです。w

>恋愛を総合的に考えれば、私はjesterと付き合えてよかったなぁと思います。

学者さんですね。恋愛学とか専攻してたんでしょうか。

>当時は少し恥ずかしかったし疲れたけれど、私が男性のように強くなれたのも、jesterがどこか頼りなかったおかげだと思っています。

あ。遠まわしな嫌がらせの言葉ですねッ☆

>いろいろ書きましたが、私はjesterのことがそれでも好きでした。

あ〜ハイハイ、そうですか。

>これからもjesterらしくいられるよう、そしてたまにはスーパー以外で洋服を買って(笑)、幸せをふりまいてください。

つまり要約すると、ピエロになれ、と。

>またいつか会いましょう。では。

出会った時が貴女の命日ですよッ☆

>P.S. 今もブリーフ派のままですか?気になります。

この間の下着泥棒の犯人はお前だったのかぁぁぁぁッ!!ww


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と、、いう事で。
けっこう楽しめました.ww




戯言ノ 百十七(2009.2.8.)
117 命数

ど〜も、ここ一週間ほど咳が止まらない。
おまけに、最近重い物を持つ仕事が増えたせいで、ここ数年安定していた持病の腰痛が悪化..
久々に病院に行かなきゃいかんかもなぁ・・。


思い返せば、30年使ってきた身体は、それなりにボロボロな事に気付く。
なんか・・・やっぱり俺もそれなりの年齢になってきたのかな。ww


腰は4年くらい前の仕事でやったもの。
マンホールを開ける時に痛めた腰は、リハビリで相当良くなったものの、今でもちょっと無理をすると簡単に痛くなる状態。

左肩は、中一の時に部活のバスケで脱臼したのを皮切りに・・・確か5回くらいの脱臼と、その内1回同時に起こった鎖骨骨折。
右肩は、大人のスイカ割り.w で起こった、亜脱臼と靭帯損傷。

上前歯の2本は、原因不明.w の事故により、折れて差し歯状態。

下唇の右側は、小さい頃犬に噛まれて、危うく食い千切られそうになった。

左目の上まぶたは、小学校時代に転んだ拍子にぶつけてざっくり切ったほか・・・
中学時代にはバスケの部活の練習で、hideの頭にぶつかり、再度ざっくり切った事も。。
(今でも憶えている、すごい寒い冬の朝錬。カウンターの1対1の練習時で、hideがオフェンス、俺がディフェンスの時の事故・・・最初は全く痛くなくて、流れてきた血がすごく熱く感じた。地面に落ちた血を見て、初めて痛みを感じ始めたのが不思議だった..)
中学の時のは、後に内出血でまぶたが相当でかく腫れ上がったったりもした。

内臓で言えば、幼児の時の腸重積が一番の重症。
2度ほどやったが、運良く2回とも高圧浣腸で治った。(両親が驚くほど、相当大量の出血をしたらしい。。)
記憶には全く残っておらず、今残っているのは、くるぶしにある点滴の跡だけ。(幼児期は腕に点滴ができないため、くるぶしから点滴するんです。)
余談ですが・・・今、多少ツイてなかったり、運が悪かったりしても耐えられるのは・・・記憶にも残らないこの時期に、自分の人生の大半の運を使い切ったんじゃないか・・・そんな風に感じるからなのです。。
大半の人が味わう幸運と引き換えにしても、生き延びる事を選択したんじゃないかと・・。。


30年以上共に歩んできたこの身体。
この程度の怪我や病気で済んでいる・・・・という見方も、こんなにも色々と・・・という見方もできる。
これからも、傷が減る事はないだろうし、患う大病も増える一方だろう。

しかし・・・


人間生きてりゃ
飯も喰えば 酒も飲むんだ
ケガもするし 病気もするだろうよ

ベストコンディションなんて望むべくもねェ・・・
それが「こっちの世界」だぜ


by.愚地独歩 『 バキ 』 板垣恵介


「こっち」も「そっち」も無い。
いい加減、いい年なんだから気付かなきゃいけない。
「ベストコンディション」ってのは、「特殊な状況」なんだって事に。

そして、人間の評価って奴ァ・・・傷付いたバッドコンディションの時に、どれだけのパフォーマンスを見せられるかで、大概決まっちゃうって事を。。


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とは言え、バッドコンディションの割合は年々増えていくもの。
「年齢の衰え」ってヤツを感じ・・・今から感じていたら、10年後20年後にはどうなっちゃうのか。そして、死ぬ間際に自分はどんな状態になっているのか..

そんな事を考えていると、電車の中吊りで「余命」という文字を見付けた。
映画の宣伝である。

感じる違和感。

・・・「余命」という文字は何だか違和感を感じる。
違和感の正体は・・・・「余」という字か。。

「余命」というのは、「残りどれだけ命が残っているか」という意味。
それを・・・「余る命」と表現するのは、どうも納得いかない。今更だけど。

似た言葉で「命数」という言葉がある。
これは、しっくりくる。

解釈が違うのか・・・はたまた歴史の流れで本来の意味から変わってしまったのか...
そこら辺の詳しい所は分からないけれども、「余暇」や「余裕」なんて言葉に並んで「余命」とあると、違和感を感じないだろうか。


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「残念ながら・・あと○ヶ月の命です。。」
なんて言われたら、どう思うだろう?

実際に言われた人や、家族・・・には怒られる意見だろうし、自分が実際言われてそう思えるか分からないけど・・・・
俺は、「幸運だ」と思いたい。(繰り返すけど、実際には・・・そんな論理的には考えられないだろうけど。)

人はいつか死ぬ。

これは、どんな権力者や幸運な人間であっても避けられない、万人に平等な義務であり、権利である。
統計的なデータを知らないから違うかもしれないけど・・・・感覚的に言えば、突然死や孤独死はかなり大きな確率で起こっている。
親族や関係者にとって、「予期せぬ別れ」というのが、人生の終末の大半なのではないだろうか?

病院や自宅で、愛し愛された者に囲まれながら・・・なんて、とても理想的で素敵な死に際だと想うけれども、それを達成できる人は、本当に数少ないんじゃないだろうか。
突発的な病や、事故、久しく連絡を取っていない相手から来る突然の訃報・・・そんな事が、実は「当たり前」なのではないだろうか。
だからこそ・・・・表面的には残酷なように思えるかもしれないけど、「残りの命数の宣告」は、少なくとも別れを惜しむ暇(いとま)を与えてくれる。そんな風に想うのだ。

受ける感情は、相手の年齢にもよるだろう。
そりゃ・・・・もちろん、10代の若者に「あと数か月で・・」なんて宣告されたら、さすがに「幸運だ」とは思いづらい。
しかし、全ては比較論。
それでさえも・・・10代で交通事故死をして、ある朝の何でもない日常の挨拶が最期の挨拶となるケースと比べれば、はるかに幸運だと言えないだろうか。。
確かに、長く生きてより多く笑えた方が良かっただろう・・・・などと考え始めればキリが無い訳だけれども。


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年齢のせいか、性格のせいか、よく自分の死に際を考える。
否応なく、いつかは知る事になるんだろうけど、それが明日なのか何十年も後の事かは分からない。
だから、結局俺は・・・「今日が最期かもしれない」と想って、毎日本気で人生を楽しむ事しか、人生を扱う術を知らないし、それしかできないんだけどね。。

願わくば、「あと数か月の命ですよ」って言われても・・「あぁ、とうとう来ちゃったか(笑)」くらいにしか思わない人生を過ごしていたいものです。
難しいと思うけど・・・実は意外と簡単なのかなぁ...ww




戯言ノ 百十六(2009.1.25.)
116 相思華

植物はあまり詳しくない。
だから、「好きな花は?」なんて聞かれても答えられない・・・訳でもなく。
自分の好きな花は、「曼珠沙華(ヒガンバナ)」なのです。
(・・実はサギソウも好きなのですが、今回は曼珠沙華の話しで。w)

ただ・・・日本では、その名前のせいもあって、結構忌み嫌われることが多いのは事実。
けれど、まつわるエピソードを見ると、結構素敵な話しばかりですよ・・?w


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最初は、しょうがないけどちょっとイメージの悪い方の話し。

国内で最も異名の多い花ではないかとも言われる通り、その異名は多岐に渡る。
皆さん御存知の「曼珠沙華」「彼岸花」のほかに・・・
「死人花(しびとばな)」、「地獄花」、「幽霊花」、「剃刀花(かみそりばな)」、「狐花(きつねばな)」、「捨子花(すてごばな)」、「歯欠け婆(はっかけばばあ)」等々・・・一説によると、日本での別名は1000以上にのぼるとすら言われている。
しかし、有名どころはどれも不吉な名前なので、この異名のおかげで日本では忌み嫌われてしまうのだ。

ちなみに最後の「はっかけばばあ」なんて、当然俺も知らなかったので「なんじゃそりゃ!?」と思って調べてみると・・・
どうやら、「この花の前で歯を見せると欠けてしまう」という迷信があるらしく、そこから付いた名前らしい。
なるほど。。

ともあれ、日本では何かと不吉なエピソードが付きまとう。
今出した「歯が欠ける」というエピソードの他にも、「家に持ち帰ると火事になる」なんていう迷信もある。
「彼岸花」という呼び名は、秋のお彼岸の時期に咲くからという理由のほか、「これを食べると彼岸(死)に行ってしまうため」という理由もあるとの事。
戦時中には食用にされた事もあるが、「リコリン」という毒が含まれるため、相当気合入れて毒抜きしないと、文字通り彼岸行きに。ww

また、その成長が特異な事も、嫌われる一因。
夏の終わりから秋の初めにかけて、葉っぱの無い、茎と花だけの姿になり、花が落ちてから、今度は葉っぱだけが生えてくる。
その葉っぱも春先には枯れて、秋口までは何も生えない・・・
この異端の成長が、周囲から避けられる理由の一つ。


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まぁ、マイナスの話しはこれくらいにして。
やっぱり自分の好きな花だからこそ、素敵な部分アピール。w

自分が好きになったきっかけは、単純に花の美しさから。
茎がすっと伸びて、大輪の花火のような花を咲かせる姿が、とても凛凛しくて美しいと感じた。

「曼珠沙華」という別名は、「おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる」という仏教の経典から来ていて、「天上の花」という意味を持つ。
しかし、仏教で言う曼珠沙華は「白くやわらかな花」であるらしく、ちょっと実際の曼珠沙華とは違う。。w

学名も結構素敵である。
学名は「Lycoris radiata」。
Lycorisはヒガンバナ属を指し、radiataは「放射状の舌状花を持つ」という意味があるとか。
リコリス(Lycoris)は、ギリシャ神話の海の精の一人の名前から。
花の美しさから付けられたそうです。う〜ん、、さすが。ww


そして、タイトルにした「相思華(サンチョ)」
これは韓国の呼び名。このエピソードがまた素敵なのだ。。

先ほど紹介したように、花と葉が同時に見られる事はない。
「花は葉を想い、葉は花を想う」
・・韓国の人はそんなエピソードを想い、「相思華」という名を付けたのだとか。。

なんて素敵な・・・
不吉だと忌み嫌う日本人に比べ・・・いや、比べる必要のない話しか。。w
ともあれ、そんなエピソードを名前に込めた、韓国の人を見る目がちょっと変わりました。ww


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そんな曼珠沙華のお話しでした。
姿形で好きになった花だけれども、知れば知るほどもっと好きになっていったのです。
だから・・もっと胸張って「好きだ」と言えなきゃダメですよね。w

最後に、曼珠沙華の花言葉を紹介。

花言葉は・・・
「悲しい想い出」
「想うはあなた一人」
「また会う日を楽しみに」


・・こんな言葉を見て、更にまた好きになれるのです。。ww




戯言ノ 百十伍(2008.10.13.)
115 ナイン

ちょうど一週間前の話しになるのですが・・・

HPが9年目に突入しましたッ!

思えば、友人の勧めで大学時代に始めたこのHP。
就職して数年した時には、殆ど更新していない時期もあったけど・・・

それでも細々と続けた丸8年。
一番最初からずっと残っているコンテンツは、「自己中心的戯言」だけだけれども、「日記的戯言」との境目があいまいになってしまって、最近は殆ど更新していないなぁ。。


始めの頃は、「日記にならないコラム系サイト」を目指してオープン。(当時、まだ「ブログ」なる言葉は、あまり聞かれない頃だった...)
自分で書くほかにも、小・中学校時代の友人である「ドグマ博士」に、アニメ・コミック関係のコラムを書いてもらったりもしていた。

中でも個人的に面白かったのは、「うやむや不定期コラム 〜わちきの言い分〜」
周囲にも何人かHPを持っている人が居て、共通のテーマを決めて何人かでそれぞれコラムを書くコンテンツ。
人それぞれ違う考え方を持つのはもちろん、書き方、表現の仕方が全然違って面白かった。
HPを大きくしようとは思わなかったけど・・・色々とHPでできる事、何か人と違った面白い事ができないか、色々と考えていた。


時は過ぎて、大学時代が終わり、就職後。
(当時の忙しさの中では特に、)当たり前のように自分の時間が激減し、HPの更新頻度も下がっていった。
短い時間でも更新できるもの・・・として、泣く泣く(笑)日記系コンテンツである「日常的戯言」を作ったのである。


そんな今、HPを続けてる目的は、大きく2つ。
1つ目は、「毎日、もしくは毎週来てくれてる人に、jesterの日常を見せる事で、『元気』や、『普段のその人には無い視点』をあげたい。」
2つ目は、「しばらく振りにこのHPを見る人、現実であまり会うチャンスの無い人でも、『道化師の想い』に来ればjesterの近況を知る事ができる。」
この2つ。

頭の隅には、最初の頃持っていた欲もあって・・・つまり、「HPでしかできない事を何かやりたい..」って欲もある。
けれど、思いつくものってのは、大概どこかでやり尽くされている事ばかりなんだなぁ。。
俺にしかできない事ッ!って思っても、一朝一夕には浮かんでこないのだ。。w



ここで懐かしついでに、過去のコンテンツがどんなのあったのか紹介してみます。
せっかくだから10周年記念にって思いながらも・・・あと2年じゃ、何が変わるか分からない。
今、ここで思いついた時こそが、やるべき時ですな。w


【 過去のコンテンツ 】

「哲学的戯言」(〜2002.2.27.)
実は、一番力を入れていたコンテンツ。
そして、だからこそ今一番復活させようと思っているコンテンツです。
ある意味、自分がHPを始めた原点のような・・・そんなコンテンツです。
別に「休止しよう」と決めた訳ではないのですが、大学時代の恩師、高橋力也先生が亡くなった時のコラムを最後に休止しています。。

「名言的戯言 〜訪問者参加型戯言集〜」
何か、訪問者が参加できる形のコンテンツが作りたいな〜と思って作ったコンテンツ。
過去唯一の投稿型のコンテンツで、たま〜に全然知らない人からの投稿があって面白かったっす。
訪問者が少ないと成り立たないコンテンツ。今のHPを続ける目的とマッチしなくなったので、事実上の休止中です。。

「アニコミ的戯言」(〜2003.7.28.)
これが前述の小・中学校時代の友人である「ドグマ博士」の書いてくれていたコラム。
結局、大学以降はオフで会う事が殆ど無くなってしまい、今は連絡を取らなくなり何年も経つ事に。。
そんなこんなで休止となったコンテンツ。
とは言え、今は疎遠となってしまった友人だけど、小中学校時代に今のjesterの重要な部分を形作った人。
今はどうしてるのだろう・・・元気してるかなぁ・・・・?
これを見たら一報を、、、、って、見てない可能性が高いけど。。

「うやむや不定期コラム 〜わちきの言い分〜」(〜2002.3.19.(?))
これも前述のコンテンツ。
メンバー数人で集まり、持ち回りの人が決めたテーマで、皆がそれぞれコラムを書くという・・・書いた通り、なかなか面白いコンテンツでした。
集まった人も色々なつながりの人達で・・・・あいにく、就職などでそれぞれが忙しくなり休止する事に。
返す返すなかなか面白い企画だったなぁ・・・ww

「らーめん行脚的戯言」
今となってはありがちな、らーめん紹介コンテンツ。
えぇっと・・・面倒臭さと、個人的に飽きてしまったので辞めてしまいました。
これに関しては、「休止中コンテンツ」ってより、「終了コンテンツ」かな。。
ブログの普及もあって、こんなコンテンツが巷に多く出来てしまったので・・・
今でもラーメンは大好きですけど、こういうのは、もっと情熱のある人にお任せです。w

「jester的大相撲」(〜2002.大阪場所)
今以上に、以前は大好きだった大相撲。
場所中は、毎日夕方の取り組みや(今は無き)テレ朝の「大相撲ダイジェスト」を見て、取組を一番一番チェック。
片手にメモ用紙を用意して、それぞれの取り組みにコメントを付け、そこから選んでコンテンツ上に載せるという・・・
今思えば、相当な情熱と手間の掛かったコンテンツ。w
だからこそ、就職後は続けられる訳もなく・・・・時間的に無理になったための、終了コンテンツです。。

おまけ「京都修行録」(2000.12.)
コンテンツって訳じゃないけど、大学4年の時に京都伏見の酒蔵で、2週間実習を行ってきた時の修行録。。w
これを見ると当時の事が思い出されます。。。
HPとしてウェブ上に公開するもんじゃないのかもしれないけど、個人のHPって備忘録的な役目も果たす一面がありますよね。ww
8年前に自分が書いた文章・・・読みづらい部分もあるけど、自画自賛するなら、そこそこ面白い。(笑)
酒蔵での生活、、なんて見る時も少ないだろうから、ちらっと覗いてみてくださいな。w


 ************


「継続は力なり」って言葉がある。
俺としては「どこまで本当なの・・!?」ってツッコミを入れたくなる言葉。

そういう時に、陸奥九十九(むつつくも)の「ここで辞めたら、ただのバカ。やり切ったら大バカだよ。」って言葉も頭に浮かぶ。
何にしても、「ここが限界ッ!」って思うラインがあって、そこから続けるのは深追いっていうのか・・・やり過ぎって思うのが、よくある感性。
けれど、「このバカっぽいラインを越えたら、どんな景色が見えるのかな・・??」って好奇心も浮かぶ。



今、9年目を迎えたこの「道化師の想い」
だらだら〜っと続けちゃってるなぁ・・・なんて感覚が片隅にあるのは事実だし、かつてHPを持っていた友人は、殆ど(ネットからは)いなくなってしまった。
でも、だからこそ続けてみたら、その友人達には見えなかった何かが見えるんじゃないかなぁ・・って好奇心があるのも事実なのです。

まぁ、好奇心なんて言ってるけど、結局は俺の性格なんだな。(笑)


これからも、可能な限り続けていきます。
自分の周囲の環境が変われば、必然、HPでやりたい事も変わってくると思います。
でも、今HPをやっている2つの理由は、多分、ずっと無くなる事はありません。

今、大体10人に満たないくらいの人が毎日来てくれています。
ありがとうございます。

また、週に1回や月に1回、ひょっとしたら数か月ぶりや数年ぶりに来てくれている人、また初めての人もいるかもしれません。
ありがとうございます。

もちろん、来てくれる人達のペースで来てもらって構いません。
その、それぞれのペースで来てくれる人達のために、これからも「道化師の想い」を続けていこうと思います。

今まで来てくれて、本当にありがとうございます!
そして、これからもよろしくお願いします!




戯言ノ 百十四(2007.3.4.)
114 心遊び

もし仮に

もし仮に、今の人生が終わっても
また「次の自分」に生まれ変わるような
輪廻転生が成り立ってるとしたら


もし仮に
今の人生での善行が、今の人生に反映されなくても
次の人生でのプラスに影響するんだとしたら

もし仮に
今の人生での悪行が、今の人生に反映されなくても
次の人生でのマイナスに影響するんだとしたら


結果論として、生きてきた人生に、ピークと呼ばれる期間があるように
何度もある人生、その流れ行く「自分という魂」
何度も生まれて過ごす時代の中にも、ピークと呼ばれる人生があるんじゃないか


そんな想像が、ふと頭をよぎった


そしてもし仮に
生まれ変わる時に時間も遡れるとしたら・・?

そう考えると、自分達は、
閉鎖された永い時間の中で、
閉鎖された永い歴史の中で、
チョイスされて、生まれてきた時代を、懸命に生きていく

輪廻転生という考え方は、よくあるけれども
なかなかどうして
生まれ変わった後に、時代を遡るという説は出てこない


まだ分からない部分
未知な部分
解明されない部分を想像するのは面白い

そんな「心遊び」をしてみた


戯言ノ 百十三(2007.1.21.)
113 成功と信頼

まぁ・・・最初は必要な意味ある「成功」だった・・・
勝つことによって 人の命は輝き 光を放つ
そういう「生」の輝きと成功は・・・最初つながっていた・・・!

なのに どういうわけか・・・積み上げていくと・・・
ある段階でスッ・・・とその性質が変わる
成功は生の「輝き」でなく枷になる

いつの間にか成功そのものが・・・
人間を支配・・・乗っ取りにくるんだ・・・!

「成功」が成功し続ける人生を要求してくる・・・!


by.赤木しげる 『天』福本伸行


人の噂から、マスコミの報道、果ては歴史(史実)に至るまで、世の中に見えるものは、話し半分程度にしか信じない(ように敢えてしている)自分だけれども。
それでもやっぱり、人間の性(さが)って云うか・・「信じたい気持ち」がある。
だからこそ、ここ数日の事件を見ると、「あ〜そうなんだ・・」と流すように見てしまう反面、感情として少なからずショックを受けてしまう。
また自分も、数字一つ、紙切れ一枚で飯を食っている立場だから、なおさら「信頼」ってものに対して敏感になってしまうのかもしれない。

不二家の賞味期限切れ原料使用問題にしろ、「あるある〜」のデータ捏造問題にしろ・・また、かつての雪印にしろ、共通するのは一流のブランド、人気商品(番組)であるところ。
これが、小さな、まだ駆け出しの会社(番組)だったらどうだろう?と、想像してしまう。


本当は・・・あえてここは失敗をする・・・
あるいはゆっくりする・・・
そんな選択だって人にはあるはずなのに・・・
積み上げた成功が それを許さない・・・!


by.赤木しげる 『天』福本伸行


企業なんだから、本当は、そこ(信頼)の部分は見誤らないハズ。
見誤らないために、「経営理念」ってヤツがある。
だけど・・・それが単なるお題目になってしまっている企業は多い。
仕事の上で、何か迷った時、困った時、自分じゃ判断を下せない時、立ち戻るのは、この「経営理念」のハズ。
しかし、企業が積み上げた「成功」が、個々人を押し潰す
「あるべき姿(理想の姿)」を守るよりも、「信頼から来るプレッシャーに潰される自分」を守る事が先決になってしまう。

もし・・・一個人が潰れそうになったとしたら、それを助けるのは同僚や先輩達。
それがダメなら上司。それがダメなら経営のトップ。
・・・そうなるべきなのに、ここ数日の事件は、その上司すらが見誤っている有様。

理想論と言うなかれ。
それを現実に持っていくのが、企業努力ってヤツじゃないっすかね。
不二家も、雪印も、無名の頃はそういった努力を惜しまなかったおかげで、「信頼」を勝ち取り、今の名声を手に入れたんじゃなかったのかな・・・?

他人のフリ見て我がフリ直せとは、よく言ったもの。
特にウチの会社なんか、数字一つ、紙切れ一枚で「信用」を築かないといけない仕事。
そう自分に言い聞かせても・・・徹底するのは、毎日かなり意識付けをしていかないと難しいと実感しています。

積み上げた信頼。しかし、その信頼が企業を潰すとは・・・何とも皮肉な構図ですよね。。


何しろ死んじまうんだ・・・勝ってかないと・・・
だから目指す・・・!
目指すさ・・・!
それは仕方ない・・・・

ただ・・・俺は「成功」を少し積んだら すぐ崩すことにしてきた・・・!
意図的に平らに戻すようにしてきた・・・


by.赤木しげる 『天』福本伸行


理屈は分かる。
分かるけど・・・さすがに天才「赤木しげる」。この感性は、さすがに一朝一夕で身に付くもんんじゃないっすよねぇ..(笑)
実は、数年前からこの感性を実生活で実践しようとしてるんですよ。
してるんだけど・・・やっぱり難しい。w
「崩す」ってヤツの程度が難しいんですよ・・。

成功と信頼。
一見、両立しそうな、繋がっていそうな両者だけれども・・・なかなかどうして、バランスが難しいもんですね。


戯言ノ 百十二(2006.11.5.)
112 強くなりたいッ!

男子(おとこ)はね・・・
誰でも一生のうち一回は地上最強ってのを夢みる

程度の差はあるけどね

これは誰でも見る


by.範馬刃牙 『グラップラー刃牙 21巻』板垣恵介


新シリーズの「範馬刃牙」を衝動買いし始めて数ヶ月、遂に「グラップラー刃牙」も「BAKI」も全巻揃えちゃいました。w
俺は、そんなに身体が強い方じゃないし、鍛えてるわけでもない。
単なる(よく居る)格闘技好きなんだけど・・・でも、やっぱり心に「強くなりたいッ!」って気持ちは、ちょくちょく顔を出してくる。
これは、俺みたいな格闘技好きだけが持つ気持ち・・・??

そんな疑問が浮かんでから数年。
板垣さんが言うからって訳じゃないけれども、これは確かに、男なら全員が大なり小なり持ち続けている「本能」だと思う。
それは、肉体的にってだけじゃなくて、色んな意味での「強さ」


自己(おのれ)の意を貫き通す力
我儘を押し通す力

私にとっての強さとは そういうものです


by.烈海王 『BAKI』


ここまで言い切るには・・・ちょっと俺も考えがまとまってないんだけど。。
(個人的には大きく間違ってないと思う。だから結局、その「強さ」をコントロールする「器」がしっかりしていないといけないんだと思う。)

形はどうあれ、男は例外なく「強くなりたいッ!」って気持ちがある。どうやら、そう断言できそう。


じゃあ・・・・女の人は?w
そう。男に「強くなりたいッ」って気持ちが例外なくあるのなら、女性にも例外なく存在する感情があるんじゃないかな・・??

そう漠然と思って数年。
気付いてみれば当たり前。「キレイに(かわいく)なりたいッ!」って気持ちじゃないかな。
なんか、男も「格好良くなりたいッ!」って気持ちは誰でもあるんじゃない?って言われそうだけれども・・・・果たして、「強くなりたいッ」って気持ちに勝てるかな??w


そんなこんなでね。
敢えて断言しちゃうけど、男と女の普遍的な本能・・。
女は「キレイになりたいッ!」
そして男は・・・
「強くなりたいッ!!」


戯言ノ 百十一(2005.7.24.)
111 1999年9月26日享年53歳

フフ・・・
ああ・・・ 無念・・・無念だ・・・!

くたばるのは無念・・・・

しかし・・・仕方ないのさ・・・これも・・・!

無念であることが そのまま「生の証」だ・・・!

思うようにいかねぇことばかりじゃねぇか・・・生きるってことは・・・!
不本意の連続・・・

時には全く理不尽な・・・
ひどい仕打ちだってある・・・!


けどよ・・・
たぶん・・・それでいいんだな・・・


無念が「願い」を光らせる・・・!

嫌いじゃなかった・・・
何か「願い」を持つこと そして・・・

同時に 今ある現実と合意すること・・・!

不本意と仲良くすること・・・

そんな生き方が 好きだった・・・・

たぶん・・・
愛していた・・・無念を・・・!


************


1999年9月26日 享年53歳 赤木しげる 永眠・・・


福本伸行さんの名作『天』、1〜7巻までは近くの本屋で買っていたのですが、それ以降がところどころ売っておらず、amazonで頼んでいたのですよ。
んで、今日届いて・・・残り全部読みきっちゃいました。w

んで・・・・涙しました。
ホントに。


なんか、『天』って、3部に分かれてるって気がする。
最初のコミカルタッチな部分。
そして、濃密な闘牌が書かれている部分。
そして最後の3巻・・・・赤木の通夜(最期の面談)部分・・・

最後の3巻は、麻雀コミックスなのに、一切麻雀が書かれていない。
と云うか・・・1〜15巻の闘牌が全て、最後の3巻・・・つまり『赤木の最期』を書くためにあったんじゃないかって、そんな風に思えるほど。

赤木の人生観というか・・・死に対する考え方って言うのかな・・・・うまく表現できないんだけど、「生き様」・・って言うのもなんか薄っぺらく言ってしまってる気がするし・・・
まぁ、とにかく何と表現していいのかは分からないんだけれども、俺が博打を通して一番欲している部分が描かれていると感じた。
コミックと文庫の違いはあるけれども、色川武大さんの「うらおもて人生録」に似た印象を受けた。

・・・と同時に。
俺が今足りていないモノを、赤木に強烈に言われた感じ。
「命が煙っている・・・!」
井川ひろゆきに言った言葉は、そのまま今の俺に当てはまっている。そう思う。

だから・・・だから、赤木の最期には涙した。
でも、あれだけ苛烈な生き方をしてきた人間が、「自分が自分であるために」自らの人生の幕を閉じる姿を目の当たりにしたら、それを止める事は、やはりできないと思う。

『鬼才 赤木しげる』
・・・たとえ、ある作品内の一人物であっても、あれほどまでに苛烈な人間、生き様は、そうはない。
これからは・・・心に「赤木しげる」を秘めて生きたい。そう思った。



戯言ノ 百十(2005.4.19.)
110 自宅の鍵のある風景

4/19、今日は酸欠の講習会である。と云っても、朝起きる時間は大して変わらない・・・
ふと目覚めると、なんと遅刻ギリギリの時間!
やっぱ「春眠暁を覚えず」なのかな・・・などと思いつつ跳ね起きて、仕度を始める。
そして、いざ家を出るという段階になって・・・・

「自宅の鍵が無いじゃないのぉぉっ!」(滝汗)

・・それ即ち、定期入れそのものが無いわけで、更に言うとパスネットやらSUICAも無いって事で・・・
遅刻ギリギリなのに、焦って探す、探す、探す・・・やはり見付からず、もう時間的に限界な俺は、スペアキーを出し、切符を買って講習に向かった・・・

昼。今月、スロで久々に●十万コースの負けを喫してる俺は、昼飯を食べると財布の中は200円ちょっと。
ハマギンが無けりゃ(カード類が無いため)家に帰ることすらできない状況だったが・・・なんとかハマギンゲッチュ。w

そんなこんなで帰宅し、再び鍵捜索の時間に。。
「もう・・・ホントに無い!!」って感じで、半分現実逃避で、洗濯物をたたむ・・・やっぱり無い。
そして今度は、折りたたみ傘をたたむ・・・・・

 ・・ぱさっ

 ・・・・ゑ?


というわけで、(どういうわけか)折りたたみ傘の内部から無事発掘されたのでした。
みなさま、自宅の鍵は大事ですよ。いや、ホントに。w



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